2006年はフィルタの年
naoyaグループ - naoyaの日記 - ブックマークの bot 問題
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個人的には人気とか注目とか偏りがはげしいのであまり重要視してないのであまりピンとこない。これを問題と考えてる人は注目エントリが乱されるのが嫌なんだろうけどこれってbotじゃなくても同じことじゃないですかね?
ファインダビリティに関しては、われわれは気持ちよく集団の英知を信頼することができる、そして人気度を示すこのメタデータは、ユーザがどのデータを見つけるかを左右するだけではなく、そのデータをどれくらい尊重するかにも同様に影響を及ぼす。研究の結果明らかになったように、「情報のファインダビリティは、人間が知覚する情報の品質に偏りをもたらす*1」のである。この点に、人気度による専制状態のマイナス面が存在している。
アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅 p.199 データの終焉
自分の興味ないものが注目に上がるのはサービス利用者が少ない間はbotの影響大きいかもしれないけど利用者増えてきたら全体的なブックマークの流れが速くなるのでそういう機構を使ってること自体が問題なのかなと思う。del.icio.usがTop 10やらないのもそういう理由みたいだし。利用者ごとの"アテンション"に合わせてカスタマイズ出来るサービスが出来るといいんだけど、コストが高い。個人的にならそれこそPlaggerなんかで出来るんですけどね。
Because let's face it, Personalization + Clustering is the next big step in RSS. If 2005 was about Aggregation, then 2006 is all about Filtering.
Read/WriteWeb: Personalized Clustering: It's too hard, say developers
2006年はアテンションだ、とかって話よく知らないんですけどこの辺りのことも関連するんでしょうか。要するになにが言いたいかというとアンビエント・ファインダビリティ面白いですよ、ということです。アテンションとか言ってた人はこの本読んでから言ってるんじゃないかな。
アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅
- 作者: Peter Morville,浅野紀予
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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*1:http:www.firstmonday.org/issues/issue9_7/masum/